まるで見世物小屋のASKA逮捕 テレビ局は常軌を逸していた
2016.12.03 16:00
覚醒剤取締法違反の容疑で歌手のASKA容疑者が二度目の逮捕をされた。そのテレビ局の報道姿勢をコラムニストのオバタカズユキ氏が批判する。
先月28日の日本のマスコミ(≒テレビ)は、完全に常軌を逸していたということを、あらためてココに記しておきたいと思う。
午後2時30分頃、まず初めにNHKと共同通信が「ASKA被告逮捕へ。覚醒剤使用容疑」といった速報を流した。すると、ワイドショーを放送中の民放各社が待っていましたとばかりに、次々とニュース速報に切り替え、テレビの世界がASKA祭り状態となった。
と、ここまでは、大物芸能人が何かしでかした時に、まあ、よくあるパターンだ。だが、あの日、異常だったのは「逮捕へ」と報じられてから、実際に捜査員がASKA宅に入った午後8時過ぎまで、なんと6時間も同容疑者が「泳がされていた」ことである。
その間、首を思い切り傾げたくなることがいくつも起きた。午後のワイドショー放送中に、ASKA本人が個人ブログを更新。タイトルを「ミヤネ屋さんへ。」とし、こんな投稿をした。
<「人が、信じられなくなってる。」なんて、電話はしてませんよ。Appleのアカウントを、週に2回も乗っ取られ、インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。相手も特定出来ていたので、直ぐに警察に電話もしました。「サイバーを紹介して下さい」と。それだけです。幻聴、幻覚など、まったくありません。ASKA>
自分が正常であると訴えつつ、妄想出まくりの印象の強い文章だったが、ASKAがそこでしたかったことは「情報ライブ ミヤネ屋」の放送内容に対する異議申し立てである。
ブログ更新を知った「ミヤネ屋」はチャンス到来とばかりに、その内容を全国の視聴者に紹介した。そして、番組放送終了直後にASKAとの電話接続に成功、宮根誠司とのやりとりを収録した。
その様子は、翌日、「独占スクープ」と題して14分間の妄想インタビューみたいな感じで放送された。それ自体、ジャーナリズムを装う見世物小屋みたいでグロテスクな動画だったが、もっと気になったのは、宮根誠司が電話の受話器を芸能レポーターの井上公造に手渡したときのASKAの第一声だ。
「(苦笑交じりに)公造さん、公造さん、あれ、曲流しちゃダメだって!」
ここでASKAが何を言っていたのかというと、28日の番組の中で、井上公造が以前、ASKAから渡された未発表曲を勝手に公開していたのである。2020年の東京五輪のテーマ曲とのことだったが、それは明らかな著作権侵害行為だ。妄想出まくりのASKAでも、「曲流しちゃダメだって!」と抗議したのはまったく正当なのである。それに対し井上公造は、「いや、でも、あれは逆に聞かせたほうがいいかなと思ったんですよ」と意味不明の言い訳で、抗議を続けようとするASKAの言葉をさえぎり、強引に話題を変えた。
悪質だと思った。かつて『平気でうそをつく人たち』というベストセラーがあったが、ASKAと電話をしている井上公造の無表情を見て、その書名を思い出した。あの数秒間はASKAのほうが絶対にまともだった。
そして、夜、ASKAが報道陣で溢れかえる自宅にタクシーで帰ってきたときの様子。これがなぜか、タクシー内のドライブレコーダー映像として各テレビ番組に流出しまくった。内容はなんてことないのだが、ぼけた画像から伝わる緊張感に異様なものがあった。まさかこんなものを撮られているとは思わないASKAからしたら盗撮である。妄想が膨らんで当然かもしれない。
タクシー内映像については、ネットが炎上した。後日、中小タクシー会社の協同組合である「チェッカーキャブ」が、<映像提供を行った社に対しては、グループとして厳罰をもって対応し、記録映像の管理徹底を図らせる所存であります>とウェブサイトに謝罪文を掲載した。でも、あの映像をマスコミに流した(売った?)タクシーの会社名を明かしたわけじゃない。タクシーに対する信頼感が相当崩れたし、あんなものを平気で流せるテレビ局というのがさらに信頼できなくなった。
でもって、そのタクシーから降りて、自宅に向かったASKAは案の上、殺気立った報道陣によってもみくちゃにされた。ガレージから出てきたASKAの愛車のベンツのエンブレムがもぎ取られ、路上に落ちていて、「絵」を撮るのに必死なカメラマンが気づきもせずにそれを踏みつけていた。
各テレビ番組は逮捕の瞬間の放送ということで大騒ぎ。その興奮ぶりは、たとえばオウム事件で麻原彰晃が逮捕されたときと変わらないくらいだった。
あの約6時間はいったいなんだったのだろう。反射的に「麻原彰晃」という名を出したが、ASKAはサリンをばら撒いたわけでもないし、もちろん人を殺めたのでもない。
覚醒剤取締法違反で逮捕されたASKAはたしかに法を犯している。執行猶予中の逮捕なので、こんどは何年もの実刑を食らうのだろう。罪はたしかに罪である。でも、彼は誰かに危害を加えたわけではない。家族や仕事仲間に迷惑をかけまくってはいるだろうが、社会的にものすごい悪事をやらかしたのではない。要は、シャブをやって自分の心身を傷つけただけではないか。
彼は、相当深刻な薬物依存症の状態にあり、一生つき合い続けるしかない病気の持ち主なのである。刑罰に処して治る病気ならどんどん重罰を課せばいいが、まったくもってそういうお話じゃない。
マスコミは、アーチストとしてASKAには才能があったと必ず言う。だったら、警察とテレビ各局が結託して舞台設定したとしか思えない、あの6時間の見世物ショーがその才能をどれだけ痛めつけたか、自分らの鈍感な暴力性に1ミリでも気づいてほしい。
1980年代の公共広告で、「覚せい剤やめますか。それとも、人間やめますか」という有名なCMがあった。ホラーCMとして今でも語り継がれているが、30年前はそういう感覚だった。つまり、覚醒剤に手を出してしまった者は、もう人間とは見なされなかったのである。人間に見えないから、見世物OK、著作権侵害OK、盗撮OKなのだろう……。
薬物依存の研究と治療の第一人者である松本俊彦医師の『薬物依存臨床の焦点』という今年出た本の中に、上記CMについて触れたこんな一節がある。
<この手の啓発は、覚せい剤にまだ手を出していない人には一定の抑止効果があるかもしれないが、その一方で、社会に「薬物依存症の当事者=人非人」という誤解を植えつけてしまう危険がある。その結果が、各地でダルクを新たに立ち上げるたびにわき起こる住民反対運動である>
ダルクは、ASKAも入寮したことがあるといわれている、民間の薬物依存症リハビリ施設だ。依存症問題解決にとても大きな役割を果たしている貴重な社会的リソースなのだが、30年前のあのCMの考え方が、まだその活動を阻害しているというのだ。
今回は、フジテレビの昼番組「バイキング」で、坂上忍がタクシーの映像について「ああいうのを流しちゃっていいかなって素朴に思っちゃった」と言及。ロンドンブーツ1号2号の田村淳も、「情報を提供したタクシー会社は謝罪したのに情報を放送したメディアは謝罪しないの?不思議…」とツイート。有名芸能人からテレビ批判が出たことは、せめてもの救いだった。
そして、2度目のASKAの逮捕に罵声を浴びせるネット民が極めて少なかったことも明記しておきたい。それよりもずっとずっとマスコミ批判が多かった。いまでも批判は続いている。30年遅れているのはテレビの連中の一部だけかもしれず、その感覚では遠からず視聴者に見放されるものだと思う。
参照元 : NEWSポストセブン
ASKA容疑者 栄養ドリンク大量摂取「飲むと気分がすっきり」
2016/12/5(月) 6:19配信
覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕された歌手のASKA(本名宮崎重明)容疑者(58)が肝臓の働きを助ける栄養ドリンクを大量に摂取していたことが4日、分かった。親しい知人に「飲むと気分がすっきりする。体にいいんだよ」と話していたという。
この栄養ドリンクは一般的に二日酔い防止で飲み会の前に飲んだり、疲れで体がだるさを感じた時に飲むと効果があると言われている。忘年会シーズンを迎えて愛飲する会社員も多い。
ASKA容疑者は過去に体質的に酒が合わないことを自ら明かしており、二日酔い対策で飲んでいたとは考えにくい。知人も「栄養ドリンクを、なぜ大量に買っていたのか理由は分からない」と首をひねる。
一部では「“栄養ドリンクで薬抜きができる”とのデマが違法薬物を使用する若者の間に広がっている」との情報もあり、その噂を耳にして服用していた可能性もある。捜査関係者によると、薬物常用者が再犯に走った場合“シャブ抜き”の情報収集に執着するケースが多くみられるという。
覚醒剤は食欲を抑制する作用があるため、乱用するほど胃や肝臓など臓器の機能が低下する。薬物依存の更生施設・館山ダルクの十枝晃太郎代表は自身が薬物依存症と向き合ってきた経験から「覚醒剤を使用すると、実際にかなり肝臓の働きは悪くなる」と説明。「ASKA容疑者の体のダメージはかなり大きいと思う。肝臓の働きが悪化しているということを自覚して栄養ドリンクを飲んでいた可能性がある」と述べた。別の元薬物依存症者は「ASKA容疑者の場合は覚醒剤もそうだが、物質に依存する傾向が強いのでは。それが大量の栄養ドリンクだったのではないか」と分析した。
警視庁もASKA容疑者が栄養ドリンクを購入していたことを確認しており、関心を寄せている。
参照元 : スポニチアネックス
ASKA容疑者の異常行動「典型的な妄想型の症状」
2016年11月29日7時50分
28日午後、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで「逮捕へ」と各メディアに一斉に報じられた歌手ASKA容疑者(58)は、ブログを頻繁に更新し、容疑を否定するコメントを4度にわたって掲載した。
元近畿厚生局麻薬取締部長の西山孟夫氏は、自ら110番し、逮捕直前には頻繁にブログを更新したASKA容疑者の行動について「関西弁でいう『ケーボーが回った』(クスリでボケている)状態です。普通では考えられない異常行動は、典型的な薬物に起因する妄想型の精神症状」と指摘する。
執行猶予期間中に再びクスリに手を染めた。「覚醒剤の恐ろしさです。破綻することが分かっていても手を出す。生涯ずっと残る依存症です。やめることができない」(西山氏)。
ASKA容疑者は前回の事件後、薬物依存からの社会復帰を支援する民間施設「ダルク」で更生プログラムを受けた。2014年暮れにはダルク主催のクリスマスパーティーで「SAY YES」を歌ったが、ダルクでのリハビリは1カ月しか続かなかった。
日本ダルクの近藤恒夫代表は「薬物依存は慢性疾患です。短期的に治るというものではない。『やめる』ではなく、今日1日、明日1日と『やめ続ける』んです。やめることは簡単ですが、続けることは難しい。それには伴走者が必要で、一番の敵は孤立です。でも彼は孤立する方にいってしまった」と話す。
ASKA容疑者に対し、ダルクは「1人ぼっちにならないで。たまには顔を出して」と声をかけ続けたが、ASKA容疑者は足を運ぶことはなかったという。
薬物事犯は初犯の場合、執行猶予付き判決が一般的だが、近藤代表は保護観察付きの執行猶予にすることが必要と話す。「孤立化を防ぐ1つの方法です。家族などサポートする人がいない人には特に司法の配慮が必要」と話している。
参照元 : 日刊スポーツ
【謎】ASKA元被告が自身のブログで「間違いですよ」「陽性はありません」とのコメントを発表か / 全3回の投稿を全文掲載
2016年11月28日
本日2016年11月28日、覚せい剤取締法違反で逮捕される見込みであると報じられた歌手のASKA元被告だが、その報道を受けてASKA元被告自身が書いたと思われるコメントが自身の公式ブログに度々アップされて物議を醸している。
最初にアップされた文章のタイトルは「はいはい。みなさん。落ち着いて。」というもので、続けてアップされたものも同様に逮捕の報道を否定する内容となっている。以下、当記事の執筆時点(11月28日16:00)で同ブログ上に掲載されている、逮捕の報道に対してのコメント全文をお伝えしたい。
・ASKA元被告のブログにアップされている謎の文章
前述の通り、アップされているブログの文章のタイトルは、「はいはい。みなさん。落ち着いて。」というもののほか、「陽性はありません」といった逮捕の報道を否定するようなものだ。
以下、当記事の執筆時点(11月28日16:00)にASKA元被告のブログ「aska_burnishstone’s diary」上にアップされている逮捕の報道に対してのコメント全文となる。
【はいはい。みなさん。落ち着いて。】
「間違いですよ。
詳しくは、書けませんが、
先日、僕の方から被害届けを出したのです。
被害の内容は、想像して下さい。
そしたら、逆に疑われてしまいまして、
尿検査をうけました。
何の、問題もありません。
ずべて、フライングのニュースです。
これから、弁護士と話をいたします。
ASKA」
【陽性は、ありません。】
「100%ありません。」
【ミヤネ屋さんへ。】
「『人が、信じられなくなってる。』
なんて、電話はしてませんよ。
Appleのアカウントを、週に2回も乗っ取られ、
インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。
相手も特定出来ていたので、
直ぐに警察に電話もしました。
『サイバーを紹介して下さい』
と。
それだけです。
幻聴、幻覚など、
まったくありません。
ASKA」
・今後のASKA元容疑者と警察の動向が気になるところ NHKが報じるところによれば、今月下旬、東京・目黒区の自宅からASKA元被告みずから110番通報。警察が駆けつけたところ、覚せい剤の陽性反応が出たとされているが、もしブログ内の「陽性は、ありません。」という言葉が事実であれば逮捕はされないままとなるだろう。今後のASKA元容疑者と警察の動向が気になるところだ。
参照元:aska_burnishstone’s diary、NHK 執筆:K.ナガハシ
▼「間違いですよ。」という言葉は事実なのだろうか
参照元 : rocketnews24
▼NHKのWebニュースにはこのように出ていました。
”先日、僕の方から被害届けを出したのです。”
この文章が気になる。被害届出したASKA元被告が逆に逮捕って?・・・
普通、覚醒剤を未だにやっていたなら、警察に関わらないですよね?自ら被害届を出すとは思えない。
ASKA元被告(現容疑者)は前回の逮捕後、盗聴されていることをブログで訴えていた。誰に盗聴されていたのか?
今回、自宅から本人が100番通報している点。不自然過ぎます。
何故か、NHKはASKA元被告の記事をすぐに削除してます。
2016.12.03 16:00
覚醒剤取締法違反の容疑で歌手のASKA容疑者が二度目の逮捕をされた。そのテレビ局の報道姿勢をコラムニストのオバタカズユキ氏が批判する。
先月28日の日本のマスコミ(≒テレビ)は、完全に常軌を逸していたということを、あらためてココに記しておきたいと思う。
午後2時30分頃、まず初めにNHKと共同通信が「ASKA被告逮捕へ。覚醒剤使用容疑」といった速報を流した。すると、ワイドショーを放送中の民放各社が待っていましたとばかりに、次々とニュース速報に切り替え、テレビの世界がASKA祭り状態となった。
と、ここまでは、大物芸能人が何かしでかした時に、まあ、よくあるパターンだ。だが、あの日、異常だったのは「逮捕へ」と報じられてから、実際に捜査員がASKA宅に入った午後8時過ぎまで、なんと6時間も同容疑者が「泳がされていた」ことである。
その間、首を思い切り傾げたくなることがいくつも起きた。午後のワイドショー放送中に、ASKA本人が個人ブログを更新。タイトルを「ミヤネ屋さんへ。」とし、こんな投稿をした。
<「人が、信じられなくなってる。」なんて、電話はしてませんよ。Appleのアカウントを、週に2回も乗っ取られ、インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。相手も特定出来ていたので、直ぐに警察に電話もしました。「サイバーを紹介して下さい」と。それだけです。幻聴、幻覚など、まったくありません。ASKA>
自分が正常であると訴えつつ、妄想出まくりの印象の強い文章だったが、ASKAがそこでしたかったことは「情報ライブ ミヤネ屋」の放送内容に対する異議申し立てである。
ブログ更新を知った「ミヤネ屋」はチャンス到来とばかりに、その内容を全国の視聴者に紹介した。そして、番組放送終了直後にASKAとの電話接続に成功、宮根誠司とのやりとりを収録した。
その様子は、翌日、「独占スクープ」と題して14分間の妄想インタビューみたいな感じで放送された。それ自体、ジャーナリズムを装う見世物小屋みたいでグロテスクな動画だったが、もっと気になったのは、宮根誠司が電話の受話器を芸能レポーターの井上公造に手渡したときのASKAの第一声だ。
「(苦笑交じりに)公造さん、公造さん、あれ、曲流しちゃダメだって!」
ここでASKAが何を言っていたのかというと、28日の番組の中で、井上公造が以前、ASKAから渡された未発表曲を勝手に公開していたのである。2020年の東京五輪のテーマ曲とのことだったが、それは明らかな著作権侵害行為だ。妄想出まくりのASKAでも、「曲流しちゃダメだって!」と抗議したのはまったく正当なのである。それに対し井上公造は、「いや、でも、あれは逆に聞かせたほうがいいかなと思ったんですよ」と意味不明の言い訳で、抗議を続けようとするASKAの言葉をさえぎり、強引に話題を変えた。
悪質だと思った。かつて『平気でうそをつく人たち』というベストセラーがあったが、ASKAと電話をしている井上公造の無表情を見て、その書名を思い出した。あの数秒間はASKAのほうが絶対にまともだった。
そして、夜、ASKAが報道陣で溢れかえる自宅にタクシーで帰ってきたときの様子。これがなぜか、タクシー内のドライブレコーダー映像として各テレビ番組に流出しまくった。内容はなんてことないのだが、ぼけた画像から伝わる緊張感に異様なものがあった。まさかこんなものを撮られているとは思わないASKAからしたら盗撮である。妄想が膨らんで当然かもしれない。
タクシー内映像については、ネットが炎上した。後日、中小タクシー会社の協同組合である「チェッカーキャブ」が、<映像提供を行った社に対しては、グループとして厳罰をもって対応し、記録映像の管理徹底を図らせる所存であります>とウェブサイトに謝罪文を掲載した。でも、あの映像をマスコミに流した(売った?)タクシーの会社名を明かしたわけじゃない。タクシーに対する信頼感が相当崩れたし、あんなものを平気で流せるテレビ局というのがさらに信頼できなくなった。
でもって、そのタクシーから降りて、自宅に向かったASKAは案の上、殺気立った報道陣によってもみくちゃにされた。ガレージから出てきたASKAの愛車のベンツのエンブレムがもぎ取られ、路上に落ちていて、「絵」を撮るのに必死なカメラマンが気づきもせずにそれを踏みつけていた。
各テレビ番組は逮捕の瞬間の放送ということで大騒ぎ。その興奮ぶりは、たとえばオウム事件で麻原彰晃が逮捕されたときと変わらないくらいだった。
あの約6時間はいったいなんだったのだろう。反射的に「麻原彰晃」という名を出したが、ASKAはサリンをばら撒いたわけでもないし、もちろん人を殺めたのでもない。
覚醒剤取締法違反で逮捕されたASKAはたしかに法を犯している。執行猶予中の逮捕なので、こんどは何年もの実刑を食らうのだろう。罪はたしかに罪である。でも、彼は誰かに危害を加えたわけではない。家族や仕事仲間に迷惑をかけまくってはいるだろうが、社会的にものすごい悪事をやらかしたのではない。要は、シャブをやって自分の心身を傷つけただけではないか。
彼は、相当深刻な薬物依存症の状態にあり、一生つき合い続けるしかない病気の持ち主なのである。刑罰に処して治る病気ならどんどん重罰を課せばいいが、まったくもってそういうお話じゃない。
マスコミは、アーチストとしてASKAには才能があったと必ず言う。だったら、警察とテレビ各局が結託して舞台設定したとしか思えない、あの6時間の見世物ショーがその才能をどれだけ痛めつけたか、自分らの鈍感な暴力性に1ミリでも気づいてほしい。
1980年代の公共広告で、「覚せい剤やめますか。それとも、人間やめますか」という有名なCMがあった。ホラーCMとして今でも語り継がれているが、30年前はそういう感覚だった。つまり、覚醒剤に手を出してしまった者は、もう人間とは見なされなかったのである。人間に見えないから、見世物OK、著作権侵害OK、盗撮OKなのだろう……。
薬物依存の研究と治療の第一人者である松本俊彦医師の『薬物依存臨床の焦点』という今年出た本の中に、上記CMについて触れたこんな一節がある。
<この手の啓発は、覚せい剤にまだ手を出していない人には一定の抑止効果があるかもしれないが、その一方で、社会に「薬物依存症の当事者=人非人」という誤解を植えつけてしまう危険がある。その結果が、各地でダルクを新たに立ち上げるたびにわき起こる住民反対運動である>
ダルクは、ASKAも入寮したことがあるといわれている、民間の薬物依存症リハビリ施設だ。依存症問題解決にとても大きな役割を果たしている貴重な社会的リソースなのだが、30年前のあのCMの考え方が、まだその活動を阻害しているというのだ。
今回は、フジテレビの昼番組「バイキング」で、坂上忍がタクシーの映像について「ああいうのを流しちゃっていいかなって素朴に思っちゃった」と言及。ロンドンブーツ1号2号の田村淳も、「情報を提供したタクシー会社は謝罪したのに情報を放送したメディアは謝罪しないの?不思議…」とツイート。有名芸能人からテレビ批判が出たことは、せめてもの救いだった。
そして、2度目のASKAの逮捕に罵声を浴びせるネット民が極めて少なかったことも明記しておきたい。それよりもずっとずっとマスコミ批判が多かった。いまでも批判は続いている。30年遅れているのはテレビの連中の一部だけかもしれず、その感覚では遠からず視聴者に見放されるものだと思う。
参照元 : NEWSポストセブン
ASKA容疑者 栄養ドリンク大量摂取「飲むと気分がすっきり」
2016/12/5(月) 6:19配信
覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕された歌手のASKA(本名宮崎重明)容疑者(58)が肝臓の働きを助ける栄養ドリンクを大量に摂取していたことが4日、分かった。親しい知人に「飲むと気分がすっきりする。体にいいんだよ」と話していたという。
この栄養ドリンクは一般的に二日酔い防止で飲み会の前に飲んだり、疲れで体がだるさを感じた時に飲むと効果があると言われている。忘年会シーズンを迎えて愛飲する会社員も多い。
ASKA容疑者は過去に体質的に酒が合わないことを自ら明かしており、二日酔い対策で飲んでいたとは考えにくい。知人も「栄養ドリンクを、なぜ大量に買っていたのか理由は分からない」と首をひねる。
一部では「“栄養ドリンクで薬抜きができる”とのデマが違法薬物を使用する若者の間に広がっている」との情報もあり、その噂を耳にして服用していた可能性もある。捜査関係者によると、薬物常用者が再犯に走った場合“シャブ抜き”の情報収集に執着するケースが多くみられるという。
覚醒剤は食欲を抑制する作用があるため、乱用するほど胃や肝臓など臓器の機能が低下する。薬物依存の更生施設・館山ダルクの十枝晃太郎代表は自身が薬物依存症と向き合ってきた経験から「覚醒剤を使用すると、実際にかなり肝臓の働きは悪くなる」と説明。「ASKA容疑者の体のダメージはかなり大きいと思う。肝臓の働きが悪化しているということを自覚して栄養ドリンクを飲んでいた可能性がある」と述べた。別の元薬物依存症者は「ASKA容疑者の場合は覚醒剤もそうだが、物質に依存する傾向が強いのでは。それが大量の栄養ドリンクだったのではないか」と分析した。
警視庁もASKA容疑者が栄養ドリンクを購入していたことを確認しており、関心を寄せている。
参照元 : スポニチアネックス
ASKA容疑者の異常行動「典型的な妄想型の症状」
2016年11月29日7時50分
28日午後、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで「逮捕へ」と各メディアに一斉に報じられた歌手ASKA容疑者(58)は、ブログを頻繁に更新し、容疑を否定するコメントを4度にわたって掲載した。
元近畿厚生局麻薬取締部長の西山孟夫氏は、自ら110番し、逮捕直前には頻繁にブログを更新したASKA容疑者の行動について「関西弁でいう『ケーボーが回った』(クスリでボケている)状態です。普通では考えられない異常行動は、典型的な薬物に起因する妄想型の精神症状」と指摘する。
執行猶予期間中に再びクスリに手を染めた。「覚醒剤の恐ろしさです。破綻することが分かっていても手を出す。生涯ずっと残る依存症です。やめることができない」(西山氏)。
ASKA容疑者は前回の事件後、薬物依存からの社会復帰を支援する民間施設「ダルク」で更生プログラムを受けた。2014年暮れにはダルク主催のクリスマスパーティーで「SAY YES」を歌ったが、ダルクでのリハビリは1カ月しか続かなかった。
日本ダルクの近藤恒夫代表は「薬物依存は慢性疾患です。短期的に治るというものではない。『やめる』ではなく、今日1日、明日1日と『やめ続ける』んです。やめることは簡単ですが、続けることは難しい。それには伴走者が必要で、一番の敵は孤立です。でも彼は孤立する方にいってしまった」と話す。
ASKA容疑者に対し、ダルクは「1人ぼっちにならないで。たまには顔を出して」と声をかけ続けたが、ASKA容疑者は足を運ぶことはなかったという。
薬物事犯は初犯の場合、執行猶予付き判決が一般的だが、近藤代表は保護観察付きの執行猶予にすることが必要と話す。「孤立化を防ぐ1つの方法です。家族などサポートする人がいない人には特に司法の配慮が必要」と話している。
参照元 : 日刊スポーツ
【謎】ASKA元被告が自身のブログで「間違いですよ」「陽性はありません」とのコメントを発表か / 全3回の投稿を全文掲載
2016年11月28日
本日2016年11月28日、覚せい剤取締法違反で逮捕される見込みであると報じられた歌手のASKA元被告だが、その報道を受けてASKA元被告自身が書いたと思われるコメントが自身の公式ブログに度々アップされて物議を醸している。
最初にアップされた文章のタイトルは「はいはい。みなさん。落ち着いて。」というもので、続けてアップされたものも同様に逮捕の報道を否定する内容となっている。以下、当記事の執筆時点(11月28日16:00)で同ブログ上に掲載されている、逮捕の報道に対してのコメント全文をお伝えしたい。
・ASKA元被告のブログにアップされている謎の文章
前述の通り、アップされているブログの文章のタイトルは、「はいはい。みなさん。落ち着いて。」というもののほか、「陽性はありません」といった逮捕の報道を否定するようなものだ。
以下、当記事の執筆時点(11月28日16:00)にASKA元被告のブログ「aska_burnishstone’s diary」上にアップされている逮捕の報道に対してのコメント全文となる。
【はいはい。みなさん。落ち着いて。】
「間違いですよ。
詳しくは、書けませんが、
先日、僕の方から被害届けを出したのです。
被害の内容は、想像して下さい。
そしたら、逆に疑われてしまいまして、
尿検査をうけました。
何の、問題もありません。
ずべて、フライングのニュースです。
これから、弁護士と話をいたします。
ASKA」
【陽性は、ありません。】
「100%ありません。」
【ミヤネ屋さんへ。】
「『人が、信じられなくなってる。』
なんて、電話はしてませんよ。
Appleのアカウントを、週に2回も乗っ取られ、
インターネット、メールも一切出来なくなってしまいました。
相手も特定出来ていたので、
直ぐに警察に電話もしました。
『サイバーを紹介して下さい』
と。
それだけです。
幻聴、幻覚など、
まったくありません。
ASKA」
・今後のASKA元容疑者と警察の動向が気になるところ NHKが報じるところによれば、今月下旬、東京・目黒区の自宅からASKA元被告みずから110番通報。警察が駆けつけたところ、覚せい剤の陽性反応が出たとされているが、もしブログ内の「陽性は、ありません。」という言葉が事実であれば逮捕はされないままとなるだろう。今後のASKA元容疑者と警察の動向が気になるところだ。
参照元:aska_burnishstone’s diary、NHK 執筆:K.ナガハシ
▼「間違いですよ。」という言葉は事実なのだろうか
参照元 : rocketnews24
▼NHKのWebニュースにはこのように出ていました。
”先日、僕の方から被害届けを出したのです。”
この文章が気になる。被害届出したASKA元被告が逆に逮捕って?・・・
普通、覚醒剤を未だにやっていたなら、警察に関わらないですよね?自ら被害届を出すとは思えない。
ASKA元被告(現容疑者)は前回の逮捕後、盗聴されていることをブログで訴えていた。誰に盗聴されていたのか?
今回、自宅から本人が100番通報している点。不自然過ぎます。
何故か、NHKはASKA元被告の記事をすぐに削除してます。
うーん、謎が多い…💧— わさびマヨ (@wasabimayo7) 2016年11月28日
覚醒剤使用の疑い ASKA元被告の逮捕状を請求 警視庁 | NHKニュース https://t.co/0NrhMernnt
歌手ASKA氏、集団ストーカー被害の件で警察を呼んだら、何故か自身が覚醒剤取締法容疑で再逮捕!?年内に集スト被害を綴った自叙伝を出版する予定だった、矢先のタイミングでの逮捕劇…何やら悪意的な出版妨害にも思えますね。冤罪なのでは?彼が語る加害組織ギフハブだかアマギフだかの正体も謎。— 集団ストーカー抵抗軍 サンライズマン (@SUNRISEMAN450) 2016年11月29日
この人がASKAの言ってたギフハブ?⇒— 伊藤優(Ito Yu) (@donots0511) 2016年11月30日
女性タレントのメールに不正アクセス容疑 日経新聞社員を逮捕:日本経済新聞 https://t.co/LsKZdCqlFj
ASKA容疑者、電話取材で謎の組織主張「ギフハブ」/デイリースポーツhttps://t.co/RAPKvWAaT2
https://t.co/knEz2YNsN1— I love Christ 十 (@maria99688) 2016年11月29日
これは盗聴についてちゃんと調べるべきだ。意味不明なのはこっちが未知だからで真実かも?薬も注射器もないし尿検査の結果の真偽が怪しい。薬やってると決めつけ陰性だったのに陽性として逮捕し家宅捜索すれば何か出ると思ったのでは?
年金カット法案強行採決隠しにASKA逮捕。大麻はスピンコントロールの利用価値があるので、当分解禁されませんね。米国で盛り上がっている大麻ビジネスが圧力をかけるまでは、日本では無理かも。敗戦時と同じパターンです。禁止も解禁も米国の指示。https://t.co/zyGJWgQZZg— 兵頭正俊 (@hyodo_masatoshi) 2016年11月29日
あとカジノ法案隠しも— KAORU⊿ (@kaoru25gotou) 2016年11月30日
RT ASKA覚せい剤事件=スピン報道
逮捕を事前予告して「見せ物」にhttps://t.co/6SxzzgwMBZ警視庁の情報操作に乗っかるマスゴミ
真の目的は「年金カット」「TPP」「対露外交」アベ失政隠し@iwakamiyasumi @tim1134
ASKA逮捕を事前予告して“見せ物”に! 清原逮捕に続く警視庁組対5課の情報操作とそれに乗っかるマスコミの手口https://t.co/opSBEQQVdv— amaちゃんだ (@tokaiama) 2016年11月29日
年金改悪法強行採決を隠蔽するためのスピンコントロールだった
アララッ💦— 流星❇聖夜 (@Seiya_nagaboshi) 2016年11月29日
スピン 報道 の ネタ ということでしょうか😓
【ASKA逮捕には気をつけろ!】「年金カット法案強行採決隠しにASKA逮捕」説がネットで急浮上! https://t.co/rc4D1qwSP5
ASKA、誤認逮捕や冤罪の可能性が浮上 ギフハブの陰謀だった…?(画像) https://t.co/Y3cUnaRXaC pic.twitter.com/hk0Ful262H— 最新ネタ相互フォロー支援フォロバ100% (@sougosaishin) 2016年11月29日
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