2017年12月27日水曜日

【ボクシング】辰吉丈一郎(47)の次男、辰吉寿以輝(21)が1年2カ月ぶりの復帰戦を3回KO勝ちで飾る

辰吉丈一郎、寿以輝KO復活に「忙しい時期やのに」

2017/12/25(月) 10:17配信



<プロボクシング:スーパーバンタム級8回戦>◇24日◇大阪・東和薬品ラクタブドーム・サブアリーナ

元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(47)の次男、寿以輝(じゅいき、21)が1年2カ月ぶりの復帰戦を3回KOで飾った。タイのフェザー級1位ノーンディア・ソーバンカル(22)から3度のダウンを奪い、最後は3回2分19秒、おやじ譲りの左ボディーで仕留めた。今年1月に左拳負傷、7月は左肋骨(ろっこつ)骨折で2試合中止となったが、鮮やかに復活を遂げ無傷の7連勝(5KO)。父子2代の世界王者へ前進した。

フィニッシュは“浪速のジョー”が乗り移っていた。3回、2度目のダウンを奪った寿以輝が一気に畳みかける。最後は左ボディーを相手の脇腹に突き刺し、キャンバスに眠らせた。「久しぶりでめちゃめちゃ緊張したけど、何とか勝てました。殴られるのも楽しかった。“S”だけど殴られるのも嫌いじゃない」と余裕の勝利で、1年2カ月のブランクを埋めた。

6連勝と順調にプロ生活をスタートさせたが、今年1月は左拳負傷、7月は左肋骨の骨折と、けがで2度も試合を流した。ざんげの思いは拳で示すのみ。「もっと簡単に勝ちたかった」。3回KOでも不満だった。

リングサイドには辰吉家が勢ぞろいした。父丈一郎、母るみさん、兄の寿希也さん、そして妻優さんと7月に誕生した愛娘の莉羽ちゃん。24日のイブは、1年目の結婚記念日でもあった。「勝った姿を見せられてよかった。まあ、覚えてないでしょうけどね」。すやすや眠っていた娘に贈る勝利でもあった。

その初孫を優しい目で見守る父は「最初にダウンとった時に片付けんと。みんな忙しい時期やのに」と辛口ながら、ホッとした喜びは隠せない。自らも世界王者になった絶頂期に左目網膜裂孔(れっこう)で長期離脱と苦しんだだけに「ブランクはほんま怖い」。しかし、現役を宣言し練習を続けている丈一郎は「(寿以輝が世界王者になる)その前に俺がベルトを巻く」と言い放った。伝え聞いた寿以輝は「好きにして…」と苦笑いするしかなかった。

初の8回戦をクリアしたが、大阪帝拳の吉井会長はタイトル戦には慎重な構えで次戦も未定だ。寿以輝は「早くタイトル戦をやりたいのはあるけど、周りからゴーサインが出るように勝ち続けたい」。父子でベルトを巻く夢へ、苦しんだ年の瀬に再発進した。【実藤健一】

参照元 : 日刊スポーツ


辰吉丈一郎47歳でじいじ、寿以輝が結婚7月にパパ

▼談笑する辰吉寿以輝(左から2人目)と父丈一郎(同3人目)。左端は妻優さん、右端は母るみさん



▼辰吉寿以輝VSソーバンカル デビュー7戦目 寿以輝選手の猛打爆発


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