【UFC】マクレガー絞め落とした“悪童”ネイトが訴えられ1億円超の請求
2017/6/22(木) 21:08配信
“ボクシング・レジェント”フロイド・メイウェザーとの対戦が正式決定したUFC王者コナー・マクレガー。そのマクレガーと昨年2度戦い、1勝1敗のネイト・ディアス(アメリカ)が、マネージメント会社から訴えられた。しかも100万ドル(約1億1111万円=6月22日現在)以上の額を請求されたのだ。米のTMZスポーツ他のメディアが伝えた。
ネイトは昨年3月5日にラスベガスで行われた『UFC 196』で、当時のライト級王者ハファエル・ドス・アンジョスの代役としてマクレガーと対戦し、2R4分12秒、裸絞めで一本勝ちした。
この試合は元々ドス・アンジョス相手にマクレガーがUFC史上初の“同時二階級制覇”に挑む戦いになるはずだった。だが試合10日前の2月23日、ドス・アンジョスが練習で足を骨折したため欠場となり、UFCは代打として前フェザー級王者ジョゼ・アルドや元ライト級王者フランキー・エドガーに打診したが、アルドは準備期間が短すぎることを理由に断り、エドガーも股間の負傷のため断った。
そこでネイトに白羽の矢が立ったのだが、ネイト陣営は準備期間が少ないことを理由に、予定されていたライト級(-70.3kg)ではなく、ウェルター級(-77kg)での対戦を要求し、高額なファイトマネーも求めた。UFCもマクレガー陣営もこれを飲んで両者は対戦したが、体格差のためもあってか、マクレガーは2Rに失速し、一本負けを喫したのだった。
ネバダ州アスレティック・コミッションの発表によれば、この試合でネイトが得たファイトマネーは50万ドル。ほかに大会ベスト・ファイト賞5万ドルと大会ベスト・パフォーマンス賞5万ドルのボーナスも獲得し、合計60万ドル(6666万円)をゲットした。
両者は5カ月後の8月20日に行われた『UFC 202』で再戦し、この時はマクレガーが打撃で圧倒し2-0の判定でリベンジを果たした。
この再戦でネイトは200万ドル(約2億円)のファイトマネーを得た。また、大会ベスト・ファイト賞のボーナス5万ドルもゲットした。(ネバダ州コミッション発表。ちなみにマクレガーのファイトマネーは300万ドル)
これら以外にスポンサーからのスポンサー・フィー(スポンサーから得る収入)もネイトには支払われているし、PPV(ペイ・パー・ビュー=有料視聴)の歩合も払われているはずだ。『UFC 196』のPPV契約数は130万件超。そして再戦の『UFC 202』のPPV契約数は165万件にも及び、それまでUFC最多のPPV記録だった『UFC 100』(メインはブロック・レスナーvsフランク・ミア)の160万件を破ったので、かなりの額の歩合をネイトも受け取っているだろう。
ネイトを訴えたマネージメント会社バレンジー・グループは、テキサスのダラス地方裁判所に訴状を提出し、契約不履行、詐欺などで訴えた。
同社は昨年の『UFC 196』と『UFC 202』でのマクレガー戦のためにネイトの代理人としてUFCと交渉をしたが、同社に支払われるべき契約金をネイトから受け取っていないという。
バレンジー社の主張によれば、同社との契約をネイトは2016年7月に「突如として打ち切った」が、8月の『UFC 202』に関する契約は、その時点ですでにUFCと締結されていたとのこと。同社はネイトのマイケル・ジョンソン戦(15年12月)、ドス・アンジョス戦(14年12月)に関しても「アドバイスし、支援した」が、これに対しての支払いもなされていないというのだ。
フロリダ州アスレティック・コミッションによって公表されたジョンソン戦でのネイトのファイトマネーは4万ドル(勝利者ボーナス2万ドルを含む)、アリゾナ州コミッション発表のドス・アンジョス戦でのネイトのファイトマネーは1万6000ドル。
その前のネイトのファイトマネーは、13年11月のグレイ・メイナード戦の際には3万ドル(勝利ボーナス1万5000ドルを含む)だった。勝利ボーナス抜きのファイトマネーだけだと1万5000ドル、つまり160万円台だったのが、『UFC 202』では200万ドル、つまり2億円以上にまで跳ね上がっているので、これはネイトがマクレガーを初戦で破ったこと、名勝負をし続けたこと、記者会見やSNSなどでトラッシュトーク(相手の悪口を言い大ボラを拭く)をしたり、乱闘騒ぎを起こしたりして注目を集めたということももちろんあるが、マネージメント会社の交渉のうまさもあっただろうと考えられる。
「私のクライアント(バレンジー社)はネイト・ディアスが依頼した仕事をしました。きちんと支払いを受けるべきです」と同社の弁護士、ジェイソン・H・フリードマンは言う。この訴訟で、バレンジー社はネイトに100万ドル以上を請求している。
また、シーザー・グレイシー柔術アカデミーでネイトと同門のUFC女子ファイターのレスリー・スミスと、その弁護士サム・アワドも、今回、ネイト同様バレンジー社に訴えられている。同社の訴状によれば、アワドとネイトがスミスに対し、バレンジー社との契約を、支払いをせずに終了しろと説得したという。
「彼らは共謀してレスリー・スミスにバレンジー社を(マネージメント職から)解雇し、支払いもしないようにそそのかしました」とフリードマン弁護士。「アワドはこの陰謀の黒幕で、彼とネイトが同社を解雇し、同じことをすべきだとスミスを説得したのです」
ネイトの代理人のザック・ローゼンフィールドは、「この件に対しては今のところコメントしません」と現地メディアの取材に答えている。
バレンジー社はネイトの兄のニック・ディアスのマネージメントも担当していた。しかし、ニックとの契約はすでに終了しているとのことだ。
ALL PHOTOS By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
参照元 : イーファイト
2017/6/22(木) 21:08配信
“ボクシング・レジェント”フロイド・メイウェザーとの対戦が正式決定したUFC王者コナー・マクレガー。そのマクレガーと昨年2度戦い、1勝1敗のネイト・ディアス(アメリカ)が、マネージメント会社から訴えられた。しかも100万ドル(約1億1111万円=6月22日現在)以上の額を請求されたのだ。米のTMZスポーツ他のメディアが伝えた。
ネイトは昨年3月5日にラスベガスで行われた『UFC 196』で、当時のライト級王者ハファエル・ドス・アンジョスの代役としてマクレガーと対戦し、2R4分12秒、裸絞めで一本勝ちした。
この試合は元々ドス・アンジョス相手にマクレガーがUFC史上初の“同時二階級制覇”に挑む戦いになるはずだった。だが試合10日前の2月23日、ドス・アンジョスが練習で足を骨折したため欠場となり、UFCは代打として前フェザー級王者ジョゼ・アルドや元ライト級王者フランキー・エドガーに打診したが、アルドは準備期間が短すぎることを理由に断り、エドガーも股間の負傷のため断った。
そこでネイトに白羽の矢が立ったのだが、ネイト陣営は準備期間が少ないことを理由に、予定されていたライト級(-70.3kg)ではなく、ウェルター級(-77kg)での対戦を要求し、高額なファイトマネーも求めた。UFCもマクレガー陣営もこれを飲んで両者は対戦したが、体格差のためもあってか、マクレガーは2Rに失速し、一本負けを喫したのだった。
ネバダ州アスレティック・コミッションの発表によれば、この試合でネイトが得たファイトマネーは50万ドル。ほかに大会ベスト・ファイト賞5万ドルと大会ベスト・パフォーマンス賞5万ドルのボーナスも獲得し、合計60万ドル(6666万円)をゲットした。
両者は5カ月後の8月20日に行われた『UFC 202』で再戦し、この時はマクレガーが打撃で圧倒し2-0の判定でリベンジを果たした。
この再戦でネイトは200万ドル(約2億円)のファイトマネーを得た。また、大会ベスト・ファイト賞のボーナス5万ドルもゲットした。(ネバダ州コミッション発表。ちなみにマクレガーのファイトマネーは300万ドル)
これら以外にスポンサーからのスポンサー・フィー(スポンサーから得る収入)もネイトには支払われているし、PPV(ペイ・パー・ビュー=有料視聴)の歩合も払われているはずだ。『UFC 196』のPPV契約数は130万件超。そして再戦の『UFC 202』のPPV契約数は165万件にも及び、それまでUFC最多のPPV記録だった『UFC 100』(メインはブロック・レスナーvsフランク・ミア)の160万件を破ったので、かなりの額の歩合をネイトも受け取っているだろう。
ネイトを訴えたマネージメント会社バレンジー・グループは、テキサスのダラス地方裁判所に訴状を提出し、契約不履行、詐欺などで訴えた。
同社は昨年の『UFC 196』と『UFC 202』でのマクレガー戦のためにネイトの代理人としてUFCと交渉をしたが、同社に支払われるべき契約金をネイトから受け取っていないという。
バレンジー社の主張によれば、同社との契約をネイトは2016年7月に「突如として打ち切った」が、8月の『UFC 202』に関する契約は、その時点ですでにUFCと締結されていたとのこと。同社はネイトのマイケル・ジョンソン戦(15年12月)、ドス・アンジョス戦(14年12月)に関しても「アドバイスし、支援した」が、これに対しての支払いもなされていないというのだ。
フロリダ州アスレティック・コミッションによって公表されたジョンソン戦でのネイトのファイトマネーは4万ドル(勝利者ボーナス2万ドルを含む)、アリゾナ州コミッション発表のドス・アンジョス戦でのネイトのファイトマネーは1万6000ドル。
その前のネイトのファイトマネーは、13年11月のグレイ・メイナード戦の際には3万ドル(勝利ボーナス1万5000ドルを含む)だった。勝利ボーナス抜きのファイトマネーだけだと1万5000ドル、つまり160万円台だったのが、『UFC 202』では200万ドル、つまり2億円以上にまで跳ね上がっているので、これはネイトがマクレガーを初戦で破ったこと、名勝負をし続けたこと、記者会見やSNSなどでトラッシュトーク(相手の悪口を言い大ボラを拭く)をしたり、乱闘騒ぎを起こしたりして注目を集めたということももちろんあるが、マネージメント会社の交渉のうまさもあっただろうと考えられる。
「私のクライアント(バレンジー社)はネイト・ディアスが依頼した仕事をしました。きちんと支払いを受けるべきです」と同社の弁護士、ジェイソン・H・フリードマンは言う。この訴訟で、バレンジー社はネイトに100万ドル以上を請求している。
また、シーザー・グレイシー柔術アカデミーでネイトと同門のUFC女子ファイターのレスリー・スミスと、その弁護士サム・アワドも、今回、ネイト同様バレンジー社に訴えられている。同社の訴状によれば、アワドとネイトがスミスに対し、バレンジー社との契約を、支払いをせずに終了しろと説得したという。
「彼らは共謀してレスリー・スミスにバレンジー社を(マネージメント職から)解雇し、支払いもしないようにそそのかしました」とフリードマン弁護士。「アワドはこの陰謀の黒幕で、彼とネイトが同社を解雇し、同じことをすべきだとスミスを説得したのです」
ネイトの代理人のザック・ローゼンフィールドは、「この件に対しては今のところコメントしません」と現地メディアの取材に答えている。
バレンジー社はネイトの兄のニック・ディアスのマネージメントも担当していた。しかし、ニックとの契約はすでに終了しているとのことだ。
ALL PHOTOS By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
参照元 : イーファイト
【UFC】マクレガー絞め落とした“悪童”ネイトが訴えられ1億円超の請求(イーファイト) - Yahoo!ニュース https://t.co/lUeBOzi5lz @YahooNewsTopics。2試合共観て体格差は感じたがまさかライト級とウエルター級で試合が成立するとは— 安道 範雄 (@xep8a34) 2017年6月22日
UFCのトップのファイトマネーってすごいんだな!— Shinichi.Y やまぐちしんいち (@shin1yama3) 2017年6月22日
PRIDEではこんな出してなかっただろうな。 - 【UFC】マクレガー絞め落とした“悪童”ネイトが訴えられ1億円超の請求(イ... https://t.co/piB49Ze9dJ #YJnewsComment
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